【献杯】
ある人を偲んで飲む酒
思いも寄らない早い別れ・・・
そんなことを知った昨日でした
今回の日本帰国はほぼ一年ぶりの事
いつもと変わらぬ気持ちで東京に戻って、いつものように銀座へ
街の変貌が、一年ぶりと言うのを実感させてくれます
新橋で降りて、知人との待ち合わせ場所へ・・・
ちょっと遅れそうという連絡が入って、時間つぶしを・・・と思って、
ある懐かしいBARに行こうと思い立ちます
私が銀座で酒を飲むことを覚えはじめた当初からのお付き合い
でも、ちょっと開店まで時間があるので、
この時間でやっているお店へと向かいます
1年ぶりでも2年ぶりでも、名前と顔、好みまで覚えてくれているお店、
カウンターでひとしきり近況報告です
いろんな友人たちの話が出てきます
話が途切れたときに、
「勝どきさん、折角の楽しいひと時で、こんな話は何ですが・・・」
バーテンダーさんが切り出します
「勝どきさんが日本を出られたのはいつですか？
実はその後で・・・」
二人にとっても友人の、銀座でも有名なバーテンダーさんが亡くなったと言うのです
暫し絶句です・・・
私よりずっと若く、しかしバーテンダー協会の役員もして、
自分のお店を２軒も出して・・・・
とっても頑張っていた方でした
彼がオーナーとしてBARを開く前からの知り合い
修行時代の彼から教わった沢山のこと・・・
一緒に修行していたバーテンダーさんの話、思い出・・・
今はその店も無く、そこで修行していた人が続々と店を持って頑張っています
あ・・・・いろんなことを思い出し ちょっとしんみり
故人の好きだったカクテルを・・・
献杯！
故人を偲びながら、ひと時物思いにふける
そんな銀座の夜があっても良いですよね
ご冥福をお祈りいたします
東京の大人のバカンス 時の流れを感じました