【人件費が安すぎる国・・・】
マニラ ところにより曇り/気温27℃ 最高気温33℃予報
ここ数日、凄く暑いマニラ首都圏パサイ市です
ここ数日の暑さで、趣味の作業小屋での庭つくりをして日向に居るとさすがに夕方にはぐったりします
何しろ日差しが強いこと強いこと・・・
こっちの人は、長袖に頭からバスタオルで作業しています
聞いたら「日に当たると暑いし、黒くなるから嫌」なんだそうです
フィリピンでは日焼けして色が黒い男はポギー(男前)じゃないから、モテ無いんだそうです(苦笑)
閑話休題
バタンガスからの出稼ぎ職人さんに作業小屋の仕上げ塗装を頼んでいたんですが、3人で来るという約束が5人に・・・アンちゃんみたいなのが2人付いてきたらしいです
もともと「見積もり」は、三人で6日間、内訳はリーダーがP800、サブはP400で一日総額1600ペソ(宿泊。食事。交通費込み)と決めていましたので、「人が増えても賃金は決めた以上は払わないよ」と交渉して、居るか帰るかを決めさせました
(この辺は甘い顔すると付け上がるので、厳しく)
さて、勝手に来た二人ですが、これが面白い対比でした
1日、2日とたつと・・・
一人はあれこれ雑用を手伝って居るし、私のリクエストも細々対応している
もう一人は、どうせ金貰ってないし・・ってふてくされ気味でブラブラ
人間性の違いがはっきり出てきます
5人の中でも、自分の取り分を減らして、彼らに回すなんてことはあまり考えないようです
こういうところのフィリピン人の個人主義は凄いですね
三日目に、リーダーが「あの二人に少しだけチップを上げて欲しい」というので、いくら欲しいのかを聞くと・・・
「良く働くほうには一日200ペソ、もう一人はP100・・・」
うんうん、あんたも彼らを見て差をつけてきたわけね
ちゃんと働く条件付で、OKをだしました
給料は仕事が終わった午後6時に、毎日現金で払うので、遡っての支払いは無し、当日分からまとめてリーダーに手渡しです
話を聞けば・・・
若い二人はリーダーの遠縁で親戚同士、学校も勉強嫌いで高校中退
仕事にありつけない日々を建設現場を渡り歩いて、日銭を稼いでいるそうです
ただ、ちょっと金が出来ると仕事に来なくなるのが悪い癖だそうで・・
だから、仕事を覚えない、大工として必要なスキルを覚えないので、下働きから這い上がることも出来ない、将来を考えていない・・・リーダーが嘆いていました
一日P100(250円)あれば、親子3~4人が十二分に生きていける田舎では、そんなにあくせくしていない・・というのんびりさも感じます
病気になったら?現場で怪我したら?・・いろいろ考えてしまうのは私が年のせいでしょうね(苦笑)
これはフィリピンの紙幣、P20(¥50)です
この二枚の違いは・・・
この二枚の違いは・・・
上は、SMデパートでおつりにくれるような紙幣
「お財布に入れる」階層が使っている?綺麗なお札
下は、庶民のサリサリなどでおつりにくれるような紙幣
「お財布を待たない(持てない)」階層が手で握り締め、ポケットにコインと一緒に入れている紙幣
同じ紙幣でもこんな違いがありますね
高額紙幣はこんなに汚れていませんから、紙幣には生活観が現れますね
レストランではなく、トロトロ(簡易食堂)、
そのトロトロにも行けないで、安いサーディンの缶詰とお米だけで済ませる食事
小さな小さな作業小屋を作ってみて、圧倒的な生活格差で成り立っているメトロマニラを垣間見ました
マニラ 今日も暑い一日になりそうです(笑)
ブログ村ランキングに参加しています
下のボタンをポチッとしていただけると励みになります