【毎日こんなもんです・・・】
マニラ ところにより曇り/気温27℃ 体感気温32℃ 湿度94%
久々に陽が出た様な気がするマニラ首都圏パサイ市です
私、勝どきは マニラの下町パサイ市の庶民的な路地に住んでいます
まあ、来ていただいた方は大抵驚くような環境ではありますが(汗)
いわゆる「海外ロングステイ」とか「定年後の優雅な南国生活」
とはかけ離れた環境です
窓を開けても 海も山も見えません(汗)
清清しい空気もありません、風向きが悪いと近所にあるタバコ工場からのタバコ臭が漂ってきます。タバコの煙ではないので案外嫌いな臭いではありません
隣近所で何を食べているかが、調理の臭いで解ったり、生活臭の濃い地域に居るわけです
高級コンドも捨てがたいけれど(マレーシアではそういうコンドでした)、近所との有る意味濃厚な付き合いが人生を面白くしてくれます
それが無ければマニラにステイしている「ただの旅人」ですから
「住人」と「旅人」では面白さが全く違います
当然、人との付き合いは面白い反面、ストレスも多くなります
そのストレスを「楽しむ」位で無いと、下町には住めないよなぁ・・と痛感している今日この頃です
閑話休題
日付が変わったので、既に昨日ですが・・・
午後から、カルティマールに出かけました
我が家から、トライシケルで10分足らずです トライシケルの車窓から
駐車場にトライシケルで乗り付けますと、馴染みの植木屋さんが、もみ手でやってきて、
「旦那、今日は何ですか?」
「うん、植木鉢100個と土を50袋だな」
「はいはい、じゅんびしますね(笑)」
って感じで、こんにちはの挨拶
買ったのは、大き目の素焼きの植木鉢
一個 P40 を P35 に負けてくれた
「負けてくれたから 3個買うよ」といったら、「P100で良いよ」とどんどん安くなります
しかし、こんな重たい素焼きの植木鉢、P40(\100)じゃ輸送費も出ないだろう・・・どっかで儲かっているとはいえ原価は恐ろしく安いんでしょう
「他に何が欲しい?」というので、ランが欲しいなぁ・・と探しますが、このお店にはランや花物は無いんです
すると店主がわたしと一緒に他の店に・・「此処がいいと思うよ~」と案内してくれます
店に行くと、売値がP150だったのが、店主が「常連なんだからP130にしなさい」と・・・P130なりました
年中行って、ワイワイやっていると顔見知りになって、友だちになって何でも安くなるのがこの国です
最初は値札もないし、相手の顔見て結構高い事言う場合が多いのですが、「相場」が解っていれば交渉できるようになります
値切ってくれたお礼に、植木用の用土とチップとして液体肥料を買います
それでも全部でP400+P260ですか
トライシケルに積み込んたところ・・・
大騒ぎして、植木用品を買ったので、その足で「日本食材店」に行きます
ポン酢と醤油を買おうということで・・・
3軒を回って、買い揃えます
買ったのはこれです
ポン酢は小さいビンが無くて、業務用です(汗)
醤油は関東の「ヤマサ減塩」と 兵庫の「ヒガシマル」です
わたしは関東の人間なので、うすくち醤油は馴染みがありませんが、色が綺麗な煮物でも作ってみようと言う魂胆で、買ってみました
こういう重たいものを買いだしに行くのは、トライシケルを往復チャーターで利用します
買い物中は、ドライバーに荷物番させて、あっちこっち店を覗きます(笑)
小一時間の買い物、往復で P100~120(←その日の気分とサービス内容で変化)です
PASAYは基本「相乗り」が無いちょっと変わった?地域なので、片道P40が相場です
それからすれば、そんなものかと納得です
料金メーターが無いトライシケル、こういうことも「相場」を知ることが重要ですね
下町に住んで、単身ですから、最初は近所のおばさんとかに同行してもらって、学んできたわけです
奥さんがいらっしゃれば、こういうことも気にしないで「お任せ」出来るんでしょうが、単独行動をするしかないとハードル高いかも(苦笑)
ガーデンでひとしきり植木の世話と雑草取りをやって、もう夕方
ときどき、近所の男たちと路上でビール
ビジネスパーミット(営業許可証)も無い、屋台のBBQ(鶏の足、豚の内臓、皮、血を固めたもの・・)を適当に買って、つまみます
BBQ屋台をやっている家、家族構成から娘が男に騙されてシングルマザーになったり、むずこがぐれて学校をサボったりとか・・全部知っています
みんな此処に、ずっと昔から住んでいて、子供のころからの幼馴染だったり、今は刺青だらけの怖い兄さんも、洟垂れ小僧のときから知っている・・
そんな濃い人間関係の中に入りつつあります
泥棒もいるし、薬に溺れたやつも居る・・・知らないと怖い面もありますね。でも、面白いのは「泥棒は他所に行く」とか、地元との「ルール」が有るんですよね
まあ、餓鬼の頃に地元で悪いことしたら「〆られる」から、地元では出来なんですが(汗)
そうそう、こんなことがありました
新しく出来たアパートの住人、まっさらなバスケットシューズを盗まれたそうです
その日の午後に、泥棒市場で売られているのを近所の人が発見
その店に「誰が売りに来たか」を白状させ、シューズを回収
売った近所の高校生の悪がきを捕まえて、バランガイの怖い面々が「〆た」そうデス(大汗)
そんなことを話しながら盛り上がります
だから、我が家の防犯対策もある意味万全?
こういう中に入って「身内」みたいな人間関係になっていれば、結構安全なんです
反面、人間関係のややこしいこと、小額の借金や、急な出費のときの「援助」など、「近所付き合いの税金」みたいなものは発生しますが(苦笑)
借金を踏み倒されても、笑って一緒にビール飲むくらいの気持ちじゃないと、この下町での生活は難しいかもしれません
狭い路地なので、こうして時々飲んでいれば、通る人が皆顔なじみ
翌日すれ違えば挨拶するようになるのが面白いところ
パサイ市でも「路上での飲酒」は禁止ですが・・・バランガイの役員も一緒に飲んでいるので、何でもOKです
適当に切り上げて、シャワーして一日が終わります
毎日平々凡々と暮らしています
マニラ 危険と言えば危険ですが面白さを楽しむ勝どきです(汗)