【そもそもの始まりは・・・】
マニラ 雨/気温26℃ 体感気温30℃ 湿度100%
台風の影響で雨が強く降っているマニラ首都圏パサイ市です
さて、先日怪我をした日本人男性(Sさん)の移住に関する実話を何回か書こうかな・・・と思います
このSさんと知り合ったのは、私がマニラにロングステイを始めたときでした
私のサポートファミリーの親戚筋の女性の旦那さんとして、紹介されたのがそもそもの出会いでした
もともと口数が少なく、英語もタガログもあまり話さない、日本語も余り会話が成立しないことから、あまり話もした事が有りません
まあ、フィリピンに限らず、海外での日本人同士、根掘り葉掘り聞くのもあまり喜ばれませんからね(汗)
年齢は、今が71歳だったと思います
東京に住んで、母親との暮らしが長く、結婚はしていなかったそうです
フィリピンパブで女性と知り合って、あとはよくある話・・・
結婚を餌に?されて、フィリピンに女性に為に家を建てて、余生をこちらで過ごそうと計画したのが、50台の後半
何年か、日本でその女性と付き合い(お店の常連さんとして)ながら、渡比の計画を立てていたそうです
60歳で年金を貰い始めたのを機に、彼女の田舎に買った家に住もうと、フィリピンに来たそうですが・・・
彼女が買ったという家には、もう家族が住み着いていて、Sさんは居場所も無い
その上、彼女は日本から帰りたくないという始末
単身ではSさんもフィリピンでは生活できません・・・
日本のSさんの知人の依頼もあって、私のサポートファミリー(以下サポートファミリー)のフィリピン人奥さんが色々背景を調べてみると・・・
彼女には「フィリピン人の旦那」まで、居ることが解ります
彼女にとっては良い金蔓だったのでしょう
老後のフィリピン生活を甘く囁いて、お金を出させていたということ・・
Sさんは母親の介護をしながら、仕事をしていたこともあって、東京には持ち家も無く、その母親も亡くなったことで、フィリピンで奥さんと一緒に・・・と夢見たそうです
それでも、退職金と貯金がまとまった資産として手元にあったようです
日本で暮らすより、南国のフィリピンでノンビリ暮らしたい・・
ご本人の希望も有って、サポートファミリーが色々相談に乗っていたようで、何回かフィリピンに来ているうちに、今の奥さんとであったそうです
それが、おおよそ9年前・・・
そこから、Sさんの移住生活が始まります
ある程度のお金もあり、年金収入もあるので派手な生活さえしなければ、マニラでも十分な生活が出来るSさんです
ただ、Sさんが見初めた女性は、旦那さんと死別(これは本当の話デス)で、子供が三人居ること・・当時11歳(女)、6歳(女)、3歳(男)・・・
そうなると、家族で住める場所を探すか作るか借りるにしても広い部屋が必要で・・サポートファミリーの土地に自分の住む家を作ることにしたそうです
サポートファミリーは結構なお金持ちなので、各階に2ベッドルームの3階建てのアパートスタイルの家を建てることになりました
その建築費用の1/3だけSさんが負担することで、ワンフロアにSさん家族が住むことになったんです
そして今もSさんはそこに住んでいます
だから、家賃は不要です
私とSさん、出会った頃は時々こんなお店にも・・・
さて、楽しいマニラ移住生活が始まったSさん
ところが思いのほか、台所事情は悪くなっていきます
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