【近所付き合いはいいけれど・・・】
ここで一般論ではありますが、単身(又は現地人の奥さんと一緒)での海外暮らしをちょっと考察です
日々の生活で、大事なのはその国で住むのに必要な「一般常識」
しかし、この一般常識と言うのが厄介なんですよね
「日本の常識」は全く通用しません
銀行で口座を作るにしても「外国人ならでは」の提出書類や、通帳かATMカードをどちらか選択・・等、面食らうこともあります
ファーストフードで一人で買い物出来ない・・注文のメニューさえ理解できないと・・小学生以下の「知能」と判断されることすら(汗)
フィリピン人にとって当たり前に子供でも出来ることを「知らない」「出来ない」となってしまいます
いきおい「誰かに聞く」か「誰かに頼む」ことになって、その人との「上下関係」みたいなものが発生します
実はフィリピン人はこの最初の「上下」をつけたがるんですよね
プライドが高いからかな?
それと、暇な時間に何をするか・・これは「趣味」の分野ですが
仕事人生を貫いてきた方の中には「趣味」が会社仲間との「飲み会」「ゴルフ」なんて方も多い、これは一番困るところですね
閑話休題
マニラに移住を決めた Sさん も御他聞に漏れず「呑む」「打つ」が好きですが、他の趣味となるとテレビを見て過ごすくらい
もっぱら会話は「少し日本語を話せる」奥さんと、日本語での会話
しかし、細かいニュアンスが伝わらないので、日本語の単語の羅列です
移住当初は金銭的余裕もあって、近所の飲み仲間と一緒にローカルクラブに呑みに行ったりして遊んでいました
これは奥さんも公認
若い女の子に触るのが大好きで、それ以上は有りませんから
近所の飲み仲間も、奢って貰えるから付いていきます
(なんたって日本式KTVとは全く違う値段ですから)
傍から見れば、日本人の気の良いおじいさんに「たかっている」とか、近所の人に「たかられている」なんて見方も有りますが・・・
私はそうは思わないし、Sさんもそう思っていないんです
海外に来て、友達もいないけれど、一緒に飲んだり、飲みに行ったり、道で会えば挨拶して・・そんな仲間との付き合いが出来るほうが嬉しいんですよね
奥さんや家族だけとか、近所の日本人だけ・・では狭すぎます
一方的に「たかられて」いるとは思いません
こちらから誘えば呑むし、飲みに行く・・・相手からは言ってこない
とても良い関係ですよ
この部分は、人それぞれの感じ方も有りますね
パサイの下町では、通りかかれば「ショット呑んで!」と誘われます
そんな関係の中で、人生の時間を楽しめるわけです
時々は、私と一緒に 高級KTVにも出かけました
そこでも、楽しく飲んで、楽しく過ごすことが出来ました
かれこれ2年半くらい前でしょうかね
この頃は為替が 1万円でP5000くらいでした
まだちょっと余裕もあったんです
マージャンとカードゲーム、時々外に呑みに行く
暇な時間はNHK海外放送をずっと見ている・・
Sさん、パソコンは全く触れません
スマートフォンも使えないし、フィリピンの電話も持っていません
日本とのかかわりが減って、日本人の友人も殆ど居ないために、「日本語」を話すのは奥さんとだけ
60歳代はマージャンも近所の人と朝までとかやってそれなり勝ったり負けたりしていたそうですが、最近は仲間に入れてもらえません
プレーが遅いのと、役が出来ていないとかのチョンボが多い・・
やってもどんどん負けるので可哀想・・・
此処パサイの下町では「ボケた老人から金を毟り取る」ような人は居ないんです
Sさん、好きなギャンブルでもなかなか遊べません
奥さんがプレーしている後ろで見ている時間が多くなります
こういうときに「趣味」が無いのは余りにも辛いですね
一人で楽しめる趣味を持つことが大事だなぁ・・と思うところです
ブログでもいいしなんでも良い、キーボードを叩くことでボケ防止になりますし(苦笑)
ブログネタを探そうと「好奇心」を持てば、それもボケ防止(笑)
Sさん、段々「話さない」「声を出さない」に変わって行ってしまいます
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