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Channel: フィリピン・マニラdeリタイアメント生活を楽しむ
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ハロウィンの子供達

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【楽しいイベントの影では・・】

マニラ ところにより曇り/気温26℃ 体感気温31℃ 湿度88%
朝方に少し降ったんでしょうか、シットリしたマニラ首都圏パサイ市です

さて・・昨日はハロウィン
日本人の私には馴染みが薄い行事ですが、フィリピンでは大事な行事のようで、子供達にとっても楽しいイベントですね

 此処メトロマニラの下町、パサイでも仮装した子供達がバランガイ(自治体)役員の先導で、事前に登録したお菓子を配布する家々を回ります。
およそ100人位の子供が「かぼちゃの形のバスケット」を持って、家々を回り、バスケットの中にお菓子を入れてもらって喜色満面。
一緒に付いている親も子供の写真撮影に夢中です。凄く楽しいお祭り風景です。

イメージ 1


その影で・・その輪に入れない同じ町内の子供います。
家が貧しくて仮装するお金もバランガイに払う参加費も出せない・・
そんな子供は、少し離れた暗がりから唇を噛んだような顔をして見ているだけです。
同じ路地でもそんな家が数家族。

なんかなぁ、幼稚園くらいの子供にしてみれば解らないよね・・
なんで自分はあの輪の中に入れないのか・・
そして少し大きな小学校低学年の子供は、自分の立ち居地を思い知らされる・・
楽しいはずのハロウィンが嫌いになっちゃうよな・・。
そんなことを考えていたら不覚にも涙がポロポロ。
近所の人がビックリして理由を聞かれたので、色々説明しました。
そうしたら「私も子供の頃はハロウィンが嫌いだった、だって貧乏で仮装もできなかったし、親に我侭言えなかったから・・」と。
行列が終わって、幾つかお菓子が余っていたのでそれを貰い、仮装行列に来ていなかった子供の家を訪ねて、家に中でつまらなそうにしている子供達にお菓子をあげることにしました。
みんな「ありがとう」と言って受け取ってくれますが、ちょっと年長の子が「欲しくない」と言って受け取りません。
その子の目に何かとても深い悲しみを見てしまった私は何も言えず、入り口にそっとお菓子を置いてくるだけでした。

華やかで楽しイベントも立場によっては残酷な現実を突きつけられる事になるんですね


マニラ なんだか心が痛いハロウィンでした

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