【移住に何を求めるのか・・】
マニラ 曇り時々晴れ/気温26℃ 体感気温28℃ 湿度83%
夜明け前彼方此方で鶏が鳴いているマニラ首都圏パサイ市です
マレーシアでもフィリピンでもタイでも、ロングステイや移住を成功させている方や夢破れてご帰国される方を何組か見てきました
マレーシアでは、ご夫婦で一年くらいコンドを借りて、日本とマレーシアを行ったり来たりしてから「住めるかどうか」判断されてMM2H(マレーシアの永住ビザプログラム)を取得される方が多いようです
MM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム)の取得には 15万リンギット(約500万円)の定期預金開設が必須なのと、直近の数ヶ月の月ごとの収入(手取り)が1万リンギット(約34万円)、証明できる資産が35万リンギット(約1200万円)があれば誰でも申請できます
一旦MM2Hを取得すれば、出入りは自由、滞在の条件はありませんから、取ってしまえばその後入国、定住の義務がありません
クアラルンプールやペナン島にコンドを買って、悠々自適な生活が始まります
当初は買い物ひとつも面白く、治安の良さもあって「住みやすさ」を感じます
特にクアラルンプールには日系のスーパーや飲食店、書店等何でも揃っています
メイド(ミャンマー人が多い)を雇って、家事をさせて等と言うことも可能です
ご夫婦でゴルフ三昧してもよし、外食は豊富なファインダイニングやおいしい屋台料理を楽しめます
勿論和食材料も豊富に揃います(切り身になった刺身盛り合わせだって売っています)
マレーシアは英語を話す人が比較的多いです(シングリッシュと言われる独特なものですが)が、それは民族間の共通語になっています
マレー人と中華系、インド系がそれぞれの言語を使っていて、それを繋ぐのが英語になっているようです
だから、日本人の話す英語も比較的通じますし、良く聞き取ってくれます
そんな場所に、移住してきて 時間を沢山使えるようになって・・
幸せな第二の人生開始です
でも、時間が沢山有って「それを活用しないと」と思ってしまう人はイライラが募るようです
几帳面な人ほど、東南アジアで生活するのは難しいかも
何事もスローなマレー人の対応にイライラします
「銀行」「電話会社」「コンドのメンテ」・・
食事も、最初こそ物珍しく、マレー、中華(福建)、インド・・色々食べますが、やはり和食回帰
そうなると、メイドに任せたものはおいしくない、勢い奥さんにリクエスト
今度は奥さんが、不自由な海外まで来て「おさんどん」は嫌!
つまり、南国のリゾート生活を夢見て移住しても、実際に営まれる「生活」とのギャップを埋めることに失敗してしまうようです
観光で1~2週間「体験ステイ」で現地に行ってみて、食べものも美味しかったし、物価もそこそこ・・これは良いか!となるわけですが、それは「観光目線」
毎日の生活で発生する諸々は無くならないんですよね
いえ、海外ゆえ「増えることが多い」かもしれません
「日本での雑多のことから解放されて南国でゆっくり」なんて思っても、南国で繰り返される日々の「生活」は、ロケーションが変わっただけで日本に住んでいるときとなんら変わらず、三食を喰い寝て起きて・・・なんです
適応力・・一言で言えば、そんな能力が求められる海外生活です
時々、お一人さま「しゃぶしゃぶ」を楽しんでいます
石の上にも三年・・・
三年を過ごせれば、その国に住む「適応」を手に入れられるのかな?と思う今日この頃デス
三年を過ごせれば、その国に住む「適応」を手に入れられるのかな?と思う今日この頃デス
次回、マレーシア移住に失敗した私が何故マニラで上手くいっているかに続きます(きっと)
マニラ 一番いけないことは「日本と比べる」事かもしれません
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