【どうしようもない貧困を目の当たりに】
マニラ 曇り時々晴れ/最高気温30℃ 最低気温24℃
今日は晴れたり雨が降ったり忙しい天気のマニラ首都圏パサイ市でした
フィリピンは世界でも最も長くクリスマスを楽しむ国だといわれます
BERが付く月(9月)にはもうクリスマスの気分
そんな国ですから、12月も半ばになれば、絶好調です
私が住み、楽しんでいるマニラの下町パサイでも、クリスマスの飾りつけが派手に行われて、雰囲気を盛り上げています
さて、そんな金曜の夜に、同じ下町に住む知人と夕食に
どうせ近所だろうと高をくくって、サンダルと半パンにTシャツで出かけましたが・・・
MAKATIの中華にでも行こうと言うことになって、出かけます
夜の移動は何かと危険が追いマニラ、タクシーを捜しますが全く捕まらず
そこでジープニーでMAKATIのワシントンに向かいます
「暗くなったらジープニーには乗るな」と言うのがサポートファミリーの助言なので、今まで避けていたんですが、そうもいかず・・・乗りました
そしたら、お客さんは結構若くて可愛い女の子が多い・・・両側を若い女性に挟まれて極楽気分?
後ろ髪を引かれながら、ワシントンで降りました
知人と食事して、喫茶店のテラス席、お茶しながら四方山話
途中で、物乞いの子供がやってきます
真っ直ぐ来て、無言で手を出す子供・・・4歳くらいかな・・
兄弟と思しき子供も来ます
マラテのちびっ子ギャングとはまた違う雰囲気です
空のペットボトルを叩いて、クリスマスソングを歌い「カロリン」の真似事をする子供も来ます
わずかなお金を目当てに、テーブルの近所で歌います
そのたびに、店の従業員が追い払いますが・・・
この光景は「哀しい現実」を突きつけてきます
よれよれのTシャツと短パン・・ウーカイウーカイと言う古着の店で買ったようなものを、穴が開いても敗れても着ている子供、まだ着てるだけマシ
「いったい親はどうしているんだろう」という気もしますが、夜遅くでも子供だけで暗い駐車場に屯して、コンビニから出てくる人に小銭をねだっています
こんな小さいときから、学校にも行かれずにこうして物乞い・・
学歴社会のフィリピンでは、貧困層は這い上がれない厳しい現実
この国の圧倒的な格差と貧困を目の当たりにします
私は最近夜外出しないのは、せっかく美味しい食事をしても、こういう子供たちが交差点で止ったタクシーのガラス窓をコツコツ叩いて、物乞いするのを見ると、気が滅入るからと言うのも有ります
パサイに帰ってくれば、路地にカロリンがやってきます
バッテリーでアンプを駆動して、音楽に合わせて歌い踊ります
家々を回ってチップを貰います
11月位から増えてきて、色々なチームでやってきます
しかし、こういう組織化されたカロリンは、まだ裕福
アンプや衣装をそろえる余裕があります
圧倒的な貧困層は・・・楽器すらなく、普段着で数人がグループでやってきて、家の前でアカペラで歌います
それで、P5とか P10貰うのです
一晩でどのくらい貰うかは解りませんが、貰える事の方が少ないと聞きます
テレビから流れるクリスマスソングとは裏腹に、下町の彼方此方で「悲しい子供たち」を見てしまうと、心が痛くなる勝どきデス
マニラ 子供に貧富の差を思い知らせるのが、クリスマスかも知れません