【Sさん 電気を止められる！】
借金をしにきたSさんですが、その後の様子
偶数月に年金の入金があるはずですが、12月中旬には振り込まれた筈
しかし、このところの円安、為替レート悪化で四苦八苦のようです
ちょっと気になって、時々覗きにいきます
ちゃんとご飯食べているのかどうか・・・
奥さんに聞くと、朝食はお金ないから、自分と子供はパンデサールとコーヒーにしているけれど、Sさんはご飯と味噌汁、漬物程度。
ランチは出来るだけ普通のものを食べていて、夕食は無し
この近所でも、給料日前はランチを一杯食べて夕食無しが多いそうです
子供のクリスマスの行事で何かとお金が掛かると奥さんが愚痴を言います
それに来春の卒業を前に、卒業アルバムのスポンサー探しや、卒業写真の撮影等、何かと物入り・・・
先日、とうとうメラルコ（電力会社）が来て、料金未払いでディスコネクト（メーターロック）で、家の電気を止められてしまいました
夕方には家の中は真っ暗・・・
Sさんの唯一の楽しみ、NHKすら観られません・・・
収入と支出のバランスが壊れてしまったのですから、仕方ないとはいえ・・・大変な事態のはずですが･･･
この家族、あっけらかんとしています
「無いものは仕方ない」というフィリピン人気質
それなりの優先順位をつけて、足りないお金を回していくのがフィリピンの庶民層ですね
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まあ、なるようにしかならない・・・のです
ときどき、見かねてSさんに日本食のおかず等を分けてあげていたんですが、最近はそれも止めました
何故か？
最近Sさん、殆ど感情を無くしているようなんです
最近Sさん、殆ど感情を無くしているようなんです
何をあげても、「・・・・・」無言
ありがとうも、おいしかったも何も有りません
人間としての最低限のコミュニケーションも出来ない感じ
これは個人のキャラクターなので、何ともいえませんが・・・
あげるほうも、何かを期待してあげる訳ではないけれど、何も反応がないとどうもね・・・
これは私以外の近所の人も感じているようで、道であっても挨拶もろくに出来ない、何を聞いてもコミュニケーションが出来ない・・・
人情味溢れる下町ですから、年寄りと言うだけで敬われます
ちょっと飲み会があればSさん呼ばれて、最初に料理を貰って・・
回りもあれこれ面倒を見てくれます
しかしいくら下町の人情とはいえ、「ありがとう」も何も無いことで、みんなちょっと引いた眼で見始めているのも事実です
Sさんの奥さんいわく・・・
いまはSさんは「日本に帰りたい」と漏らしているそうです
日本には息子さんがいるようですが、今は殆ど付き合いも無く、息子さんからの生活支援は期待できそうに無いうえ、Sさんの自宅があるわけでもない・・住む場所すらおぼつかないのです
出来れば、奥さんは日本に一緒に行って、働きたい
しかし、働いている間は誰がSさんの面倒観るんでしょう？
今は良くても近々「徘徊老人」とかになりかねない状況・・
今は良くても近々「徘徊老人」とかになりかねない状況・・
う～～ん、それって無謀でしょ・・奥さんの気持ちもわかりますが・・
日本に行けば何とかなる･･･それは昔の話
だいいち、子供たちの生活は、住む場所は？
日本とフィリピンに別れて住めば、生活コストは「倍」掛かりますが・・
日本とフィリピンに別れて住めば、生活コストは「倍」掛かりますが・・
ジリ貧のフィリピン生活を終えたいSさんですが、今の家族をどうするのか・・・じっくりインタビューしてみたいところです
自分だけ逃げ帰るわけには行かないでしょう？
結局、Sさんの年金生活は破綻しかけています
自分だけなら、節約生活で生活レベルを落とせば何とか生りますが、子供の学校などの固定費が大きすぎます・・・
フィリピンへの移住、安易に家族を支援しようと思うと、予想以上にお金が掛かってしまうのも事実
フィリピンへの移住、安易に家族を支援しようと思うと、予想以上にお金が掛かってしまうのも事実
Sさん、いまはにっちもさっちも行かない・・そんな状況です