【ついに永久帰国しました】
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随分と前の事になりましたが、すったもんだの末にSさんは日本に帰国しました
帰国前の荷造りで、Sさんが大騒ぎ
というのも、自分がこっちで買った「テレビ」とか「家具」を日本に持ち帰ると言い出してまたまた 私が呼ばれました
まあ、常識で考えればわかるんですが、何しろ意固地になっていましたからね、聞く耳を持ちません
テレビなんか、持って帰る輸送費の方が日本で買うより高いことや、電圧の違い等を説明して、ようやく納得
まあ、本人の気持ちとして「自分が此処に来たときに投資した金を少しでも回収したい」ってとこなんでしょうが・・・
気持ちが「もう家族に無い」ことは見て解ります・・・
滞在ビザを綺麗にして、手続きが終わったのは、予定の8月中旬からかなり過ぎた 9月も終わりの頃でした
最後の日、朝5時くらいのセブパシで成田へ、奥さんと一緒に行きます
朝の二時過ぎに覗きに行きましたら、奥さんと子供達は別れを惜しんで徹夜で名残を惜しんだそうですが、Sさん本人はあっさりと早く寝て、そそくさ起きてにこやかにしていました
「せいせいした感じ」とでも言うのかな
空港まで近所の人の車で送ってもらうときも、自分だけ助手席にさっさと乗って、近所の人の見送りにも反応なしでした
ああ、こんな終わり方って・・ヤダなぁと思わせる態度に、私もチョッとカチンと来ましたが、そういう人なんだと改めて思う程度にしました
帰国して暫くは、Sさんの友人宅に身を寄せていましたが、今は都内に小さなアパートを借りて、奥さんと住んでいるようです
奥さんは、夫の介護ということで滞在VISAの延長をして、今でも東京に住んでいます
さて、残された子供達ですが・・・
一番上の娘が、良い会社に就職したので給料も結構良い
二番目の娘は大学に通い、その下の男の子も高校に行っています
時々様子を見ていますが、それなりに仕送りをしてもらって生活していますが、休みの日は皆で家に居るような質素さを守っています
そう、そこにはフィリピン人の強さ が見て取れます
家族(母親)が海外で働いて、長女が家のことをいろいろやって・・
何事も「我慢する」という、長女と次女
うーん、この強さって凄いなぁ と思う勝どきデス
噂では、年金から家賃と食費、光熱費を支払い生活費に当てて、奥さんが働いて稼いだお金はフィリピンの家族に送金して、借金の返済に充てているとのこと・・
Sさんは日本に帰って、落ち着いているようですが・・無類のギャンブル好きなので・・どうなるか?
暫く噂を聞いていないので、平穏に生活していることと思います
我が身を省みて、自分はどうなるのかな?と思案する私です
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