【市場に鯖が有ったので・・】
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マニラ 夕方になって少し涼しくなりましたが、まだまだ暑いです
先日のこと、カルティマール市場の中にある魚屋さんを覗いていました
冷やかし半分にいつも行って魚見ています
この日は、ちょっと小振りながら綺麗な「鯖」がありましたので、買ってみました。
まあまあの大きさですね
しかし、〆ても生で食べられるような鮮度では無い感じ
関東では「鯖の活き腐れ」と言い「生のさばは食うな」というのが祖母の教えです
転勤で北九州に住んだ時に、近所の市場で「生の鯖」を売っていてビックリしました
今でこそ関東でも生鯖食べますが、流通システムが良くなったからこそですからね~
まあ、鯖があたるというのは「ヒスチジン」が非常に多いからで、これが細菌によってヒスタミンが生成される
細菌が発生しない低温で輸送管理されれば、ヒスタミンは生成されないので、あたらない
厄介なのは、ヒスタミンは加熱に強く一度発生すると、煮ても焼いても中毒を起こすので厄介な代物
もう一つは、アニサキス
普通は内臓に潜んでいるが、魚が死ぬと酸欠で、肉に入っていく
だから新鮮な鯖も内蔵を取って食べれば良いが・・・うっかり素人が手を出さないほうが良いというもの・・らしい(大汗)
しかし、買って来ちゃった魚は喰わねばならない・・・
で、三枚におろそう
綺麗に内臓を取って、臭いも確認
細菌が繁殖していないことを祈るばかり
変な臭いが無いから「大丈夫」だろう、っと自分を鼓舞する
しかし・・・流石に刺身では危なそうだね
で、しっかり水分を取ってから、塩焼きにしようかな・・・
皮目にしっかり塩を振って、オーブントースターで焼いてみる
これはこれで美味しいじゃん!
南国で取れる魚ゆえ、脂の乗り等を期待してはいけない
サッパリした塩味で、頂きましょう
これはこれで焼酎が進むと言うもの(笑)
さて・・残りはどうするか・・
あ、そうだ、アレを作ろう!!
昔訪ねた国で名物だった逸品!
まずは、オリーブオイルでグリルしましょう
焼くのはいつも皮目から
塩コショウとオリーブオイルが、鯖を Mackerel に代えてくれる
いや、あの国では uskumru と呼んでいた
初冬のある日訪れた、ボスポラス海峡の街
そこで食べたのを思い出した・・・(←その記事はこちら)
焼きあがったらレタスとトマトを準備して・・・
バルサミコ酢をちょっと掛けて・・・パンに挟む
惜しいかな、バケットが見つからずに、普通のロールパン
目を閉じて「サバサンド」を頬張れば、懐かしい旅の思い出も蘇る
食べ物には思い出が沢山詰まっている・・・というか、勝どきの旅の記憶は「食い物だけか?」とご指摘を受けそうだな・・・
しかし、人間の「幸福の原点」は「食」に有ると信じて疑わない勝どき、マニラでも幸せを満喫している
サバサンドを一口齧って、目を閉じれば・・・想いは千里、遥かイスタンブールに飛んでいく